トランプ米大統領は「愚かな間抜け」、ISISが声明で中傷
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が、米国のトランプ大統領を「愚かな間抜け」と中傷する内容の音声メッセージを新たに公開していたことが6日までに分かった。
問題の音声は4日に公開され、支持者がソーシャルメディアを通じて拡散させた。ISIS広報担当の男はこの中で、米国に対して「お前たちは破綻(はたん)している。その終焉(しゅうえん)は誰の目にも明らかだ」と主張。トランプ大統領については「レバントやイラクやイスラムが何なのかも知らず、イスラムに対する敵意と戦争表明のまやかしを続ける愚かな間抜け」と形容した。
トランプ大統領は今年1月の就任後、別のテロ組織にも直接的に中傷されていた。国際テロ組織アルカイダ系の「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」指導者は、イエメンにある同組織の拠点に対する攻撃を受けて2月に公開した音声メッセージの中で、「ホワイトハウスの新しい愚か者が顔面を平手打ちされた」と主張していた。
米軍の調査の結果、1月29日のイエメン攻撃では民間人12人と敵の戦闘員14人が死亡していたことが判明。米海軍特殊部隊の兵士1人も死亡し、3人が負傷している。