英議会、総選挙の前倒しを可決 6月実施へ

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英議会が6月の総選挙前倒しを可決した

英議会が6月の総選挙前倒しを可決した

ロンドン(CNN) 英議会下院は19日、総選挙の6月8日への前倒しをめぐって採決を行い、賛成522、反対13でこれを可決した。

英国では2015年5月に総選挙が実施されており、次回の実施は2020年の予定だった。メイ首相は18日、欧州連合(EU)からの離脱交渉を進める上で政府の権限を強化するべく、総選挙を前倒しする意向を表明。19日に下院に対して承認を求めていた。

前倒しの可決を受け、下院は5月3日に解散する見通しとなった。このままいけば英国では過去7年で3回総選挙が行われることになる。昨年6月にはEU離脱の是非を問う国民投票も実施され、国内世論を二分する結果が出ていた。

次の総選挙で与党・保守党が議席を増やせば、政府によるEU離脱のプロセスがスムーズに進められるとメイ首相は見込む。世論調査によれば、最大野党・労働党の支持率は過去最低の水準に落ち込んでいる。

ただEU側との本格的な協議は総選挙後に始まることから、離脱に向けた交渉に遅れが生じるのは避けられない見通しだ。英政府は3月29日に離脱を正式に通知。2年を期限とした手続きの開始を宣言していた。

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