ロシア爆撃機、再びアラスカ沖に飛来 米軍機が緊急発進
ワシントン(CNN) ロシア軍機が米アラスカ半島沖を2日連続で飛行していたことが20日までに分かった。米軍当局者がCNNに明らかにした。ロシアのTU95戦略爆撃機2機が18日にアラスカ沖約66キロを飛行したため、偵察機E3が緊急発進したという。
ロシアのTU95戦略爆撃機2機は17日にもアラスカ半島沖に飛来した。防空識別圏内を飛行したとして、米軍はF22ステルス戦闘機2機を緊急発進させていた。
飛来した爆撃機が2日とも同じものだったのかは不明。米軍当局者は2つの事案は個別のものだとしている。
米軍当局者によれば、ロシア軍機2機は18日、防空識別圏内を飛行。一時は米本土のアラスカ海岸から36海里(約66キロ)まで近づいたという。
17日にはアラスカ州のコディアク島から約160キロの上空を飛行していた。米軍当局者は17日の緊急発進について「特に変わったことではない」と指摘。飛行状況についても安全でプロ意識にのっとったものだったとしていた。