原因不明の疾患で12人死亡、汚染物質に接触か リベリア
22日の葬儀には、6郡からの参列者が集まった。患者のうち数人はシノエ郡の病院で死亡し、1人は首都モンロビアの病院で死亡。4人は同病院を退院した。
WHOによれば、現在入院している患者の容体は安定していて、快方に向かっている。死者のうち8人については「安全かつ尊厳ある埋葬」が行われたとしている。
患者は隔離され、病院スタッフはエボラ熱の時と同じように防具を着けて診療に当たっているという。
WHOによると、死者から採取した検体は専門家が調べ、出血熱などの感染症や病原菌の可能性を探るとともに、水の汚染や食中毒の可能性についても調査する。
同時に感染者と接触した人などを追跡し、地域社会とも連携して、症状がある人は病院を受診するよう呼びかけている。
リベリアと隣国のギニア、シエラレオネの3カ国では、2013年から始まったエボラ熱の流行で約2万8600人が感染し、1万1300人以上が死亡した。WHOは16年6月、リベリアのエボラ流行の終息を宣言していた。