フランス、マクロン新内閣が発足 女性が半数占める
(CNN) フランスのマクロン新大統領は17日、閣僚名簿を発表した。任命された22人のうち、公約通り女性が半数を占めた。
内相にはジェラール・コロン氏が起用された。CNNの系列局、BFMTVによれば、コロン氏は社会党の上院議員でリヨン市長。早い時期からマクロン氏への支持を表明していた。政界歴は長いが、閣僚への就任は初めてだ。
司法相には中道政党「民主運動」を率いるフワンソワ・バイル氏。バイル氏は大統領選で、自らの出馬を取りやめて2月にマクロン陣営に合流、勝利に貢献した。
オランド政権からは、国防相を務めたジャンイブ・ルドリアン氏が外務および欧州問題担当相に、公務員相を務めたアニック・ジラルダン氏が海外領土相として入閣した。
また、中道右派のサルコジ政権で閣僚経験のあるブルーノ・ルメール氏が経済相に起用された。
オランド前大統領も2012年に発足させた内閣で男女同数を実現したが、評論家からは重要なポストはほとんど男性だと指摘されていた。
マクロン大統領は15日、共和党(中道右派)の政治家エドワール・フィリップ氏を首相に任命している。
大統領が自ら率いる政党「前進」からではなく、共和党から首相を起用したことは、来月の総選挙で右派の有権者にも支持を広げるためと見られている。