米国連大使、北朝鮮への「締め付け強化」を表明
ワシントン(CNN) 米国のヘイリー国連大使は16日、国連本部での会見で、北朝鮮の核開発に対する締め付けを強めると表明し、米国は今後さらに強い態度で核放棄を求めていくとの見通しを示した。
ヘイリー氏は日本、韓国の国連大使とともに会見に臨んだ。米日韓の3カ国と中国は現在、北朝鮮の核、ミサイル計画を阻止するための計画を立案しているところだという。
ヘイリー氏は、北朝鮮の友好国である中国が経済的圧力をかけ始めたことを受け、他国がその空白を埋めようとすれば、北朝鮮を手助けすることになると指摘。米国はそのような動きを容認しないと述べた。
北朝鮮は14日にも弾道ミサイルを発射したばかり。ヘイリー氏は「北朝鮮を支援する国があれば、その国は国際社会に背いていることになる」と強調した。
もうひとつの友好国、ロシアについては、プーチン大統領が15日、北朝鮮に対する「威嚇」は容認できないと述べて米国をけん制したことに対し、「北朝鮮が我々を威嚇することはどうなのだ」と反論。「ロシアは完全な思い違いをしている」と切り捨てた。
先週末から世界各国を襲ったランサム(身代金)ウェアによるサイバー攻撃に北朝鮮が関与しているとの説についての質問には「残念ながら、そうだとしても驚きではない」と答え、各国に行動を呼び掛けた。