銀行前で自動車爆弾が爆発、30人死亡 アフガニスタン
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタン南部ヘルマンド州で22日、州都ラシュカルガの銀行前で自動車爆弾が爆発し、当局者によると市民など少なくとも30人が死亡、60人あまりが負傷した。
この事件について、反政府武装勢力タリバーンが犯行を認める声明を発表した。
ヘルマンド州の広報によると、犯人は爆弾を積んだ車を運転し、ラシュカルガにあるニュー・カブール銀行の支店を狙って自爆した。この爆発で、給与を受け取るため同銀行に来ていた市民や警察官が犠牲になった。
ヘルマンド州では、アフガン軍や北大西洋条約機構(NATO)の治安部隊とタリバーンとの間で激しい戦闘が続き、この数年で何千人もの市民や兵士が死亡している。
パキスタンと国境を接する同州は、世界有数のアヘン生産地でもあり、タリバーンがアヘン生産を通じて資金を調達している。
ラシュカルガでは今年2月にも爆弾事件が起きて8人が死亡。2016年1月に自動車爆弾が爆発した事件では3人が死亡し、30人が負傷している。いずれもタリバーンが犯行を認める声明を出していた。