米韓が合同軍事演習、北朝鮮のミサイル発射に対抗
(CNN) 米陸軍は4日、北朝鮮によるミサイル発射への対抗措置として、韓国軍と合同軍事演習を実施したと発表した。北朝鮮による「安定を揺るがす不法行為」に対抗するとしている。
合同演習では米陸軍の戦術ミサイルシステム「ATACMS」と、韓国のミサイル「玄武2」を、東部沿岸の韓国の領海に向けて発射した。
これに先立ち北朝鮮は4日、「世界中のどこにでも届く」大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表していた。
米国のニッキ・ヘイリー国連大使は4日、国連安全保障理事会議長を務める中国の劉結一大使に対し、北朝鮮問題に関する緊急会合の開催を要請。5日に緊急会合が開かれることになった。
国連のグテーレス事務総長は、「またしても安保理決議に違反する蛮行であり、状況はエスカレートしている」と非難、「北朝鮮指導部はこれ以上の挑発行為をやめ、国際協定を完全順守しなければならない」と強調した。