北ミサイル、大気圏再突入技術は確立せず 韓国当局が分析
(CNN) 韓国の情報機関、国家情報院(NIS)は11日、北朝鮮が4日に発射実験を行った長距離弾道ミサイルについて、核弾頭を搭載して目標に到達するための技術は確立できていないとする分析結果を明らかにした。
北朝鮮の国営メディアはこのミサイルについて、大気圏に再突入するための安定したシステムを搭載し、弾頭は再突入時の高熱にも耐えられると伝えていた。
巡航ミサイルはほとんどの場合、地上と並行する角度で目標物に向かうのに対し、弾道ミサイルはアーチ形の軌道を描いて標的に向かう。
国家情報院から説明を受けた議員は、「今回のミサイルが固定された発射台から発射されたことを考えると、この技術はまだ初期段階にあるとNISは見ている」「NISの見方では、北朝鮮はまだ再突入技術を確立していない」と語った。
北朝鮮は先週の時点で、アラスカに到達できる初の大陸間弾道ミサイル実験を行ったと主張していた。
米韓の当局は、今回のミサイルが大陸間の射程を持つことを確認しているが、それ以上の詳細は明らかにしていない。