北朝鮮、「火星12」の発射を発表 金委員長が立ち会い
(CNN) 北朝鮮は30日午前、国営朝鮮中央通信(KCNA)を通し、中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」の発射実験を実施したと発表した。ミサイルは29日、北海道上空を通過して太平洋に落下していた。
現地当局者らが報道内容をまとめてCNNに伝えたところによると、発射実験には金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会い、ミサイルの性能に大きな満足感を示したという。
北朝鮮側は今回のミサイル発射について、米軍と韓国軍が実施している合同軍事演習への「強いメッセージ」だと説明。さらに米領グアムを狙った「さらなる軍事的選択肢」の前兆でもあると主張した。
北朝鮮のミサイル発射を受けて、米国のトランプ大統領は非難声明を出し、全ての選択肢がテーブルの上にある」と警告を発した。