伊トスカーナ州で洪水、6人死亡 2人行方不明
ローマ(CNN) イタリア中部のトスカーナ州で週末にかけて発生した暴風雨に伴う洪水により、少なくとも6人が死亡、2人が行方不明になっていることが12日までに分かった。
洪水で大きな被害の出た州内の都市リボルノでは、1世帯の4人が自宅の地下に閉じ込められて死亡した。
イタリアの消防救急当局が公開した空撮映像には、洪水で街路が川のようになったり建物が水につかったりした州内各地の様子がとらえられている。ソーシャルメディアでは、冠水した道路で横転した車両の映像が拡散した。
リボルノのノガリン市長はメディアの取材に対し、行政側が暴風雨の危険性を低く見積もっていたとの認識を表明。死者数について「今後も増える恐れがある」と述べた。
雨は9日夜から降り始め、10日午前2時から4時にかけて激しさを増した。政府派遣の市民保護に当たる部隊は11日に現地入りする。
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— Vigili del Fuoco (@emergenzavvf) 2017年9月10日