北朝鮮、米に「史上最大の苦痛」 安保理採決控え警告

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国連安保理による制裁決議案の採決を前に、北朝鮮が米国を牽制

国連安保理による制裁決議案の採決を前に、北朝鮮が米国を牽制

(CNN) 対北朝鮮制裁をめぐる国連安保理会合を11日に控えるなか、北朝鮮外務省は国営メディアに声明を発表し、厳しい制裁が採択されれば米国は「相応の代価」を支払うことになると主張した。

外務省はこの中で、米国が「違法な『決議』をでっち上げた」場合、北朝鮮は相応の対抗措置を取ると言及。「いかなる形の最終手段を使うことも辞さない」と述べた。北朝鮮によるこうした措置は、「米国がその歴史上経験した中で最も大きな苦痛を引き起こすことになる」としている。

国連安保理は11日に対北朝鮮追加制裁についての採決を行う予定。決議案には石油禁輸や、北朝鮮人労働者の雇用禁止、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の資産凍結などが含まれている模様だ。

制裁案を提案した米国は採択を後押ししているが、こうした厳しい措置に懐疑的な姿勢を示しているロシアと中国が拒否権を行使する可能性もある。

北朝鮮が3日に新たな核実験を行ったことを受け、米国やその同盟国は厳しい措置を求めている。今回の実験の威力は100キロトン以上と、北朝鮮による以前の核実験の数倍に達した。北朝鮮政府はこれを「水素爆弾」の実験だったとしている。

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