カタルーニャ、住民投票で勝利宣言 中央政府は否定

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スペイン北東部カタルーニャ自治州で1日、独立の是非を問う住民投票が実施された

スペイン北東部カタルーニャ自治州で1日、独立の是非を問う住民投票が実施された

(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州で1日、独立の是非を問う住民投票が中央政府の反対を押し切って実施され、2日未明に州政府が勝利を宣言した。当日は投票の阻止をはかる警官隊との衝突で800人以上の住民が負傷したとされ、ラホイ首相は投票の無効を改めて宣言した。

州政府の報道官は深夜0時すぎの記者会見で、独立を支持する票が約90%を占めたとする暫定結果を発表した。

住民投票については憲法裁判所が違法との判断を下していたが、州政府が強行した。

ラホイ首相は投票が締め切られた直後のテレビ演説で、住民投票は成立しなかったと述べ、州政府は投票が「違憲で不可能」と知りながら「民主国家への攻撃」を強行したと非難していた。

一部の投票所には警官隊が出動して投票に訪れた住民らを警棒で追い返し、ゴム弾を発射するなどした。州保健当局によると844人の負傷者が手当てを受け、このうち2人は重傷とされる。

カタルーニャのプッチダモン州首相は1日夜、中央政府による暴力は同国史上に残る恥だと主張した。

中央政府側は警官隊の出動について、文書などの押収が目的だったと主張。これに対して州当局の報道官は「ゴム弾や催涙ガスの使用は文書押収の手段とはいえない」と反論し、国家によるこのような暴力は「フランコ独裁政権以来」だと非難した。

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