公害による死者、15年は全世界で推計900万人

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
公害に関連した死者の9割超は中低所得国の人々が占めるという

公害に関連した死者の9割超は中低所得国の人々が占めるという

(CNN) 2015年に公害に関連して死亡した人の数は全世界で推計900万人に達する――。こうした調査結果がこのほど、英医学誌ランセットに掲載された。

調査によれば、大気汚染に関連した死者が最も多く推計650万人。そのほか、水の汚染に関連した死者は180万人にのぼるとされる。

空気や水、土壌、化学物質、職業に関連した公害による死者の92%は低所得あるいは中所得の国の人々。

急速に工業化が進む国では4人に1人が公害関連の死者だった。そうした国々には、インドやパキスタン、中国、バングラデシュ、マダガスカル、ケニヤが含まれる。

専門家は、公害が貧困層や弱者に偏って影響を及ぼすと指摘。最も危険にさらされているのは子どもたちだとして、地域や国、世界レベルで認識したら今度は行動に移すべきだと述べた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]