太平洋上の水爆実験、「文字通り受け止めるべき」 北朝鮮高官
平壌(CNN) 北朝鮮の高官が平壌でCNNの単独取材に応じ、太平洋上での水爆実験に言及した北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相の発言について、「文字通りに受け止めるべき」だと語った。
李外相は先月、国連総会出席のため訪問した米ニューヨークで、北朝鮮が太平洋上で水爆実験を行う可能性に言及した。その数時間前にはトランプ米大統領が国連演説で、北朝鮮を「完全に破壊する」と力説していた。
北朝鮮政府高官のリヨンピル氏は李外相の発言について、北朝鮮は「常に言葉を実行に移してきた」と強調。「外相は我々の最高指導者の意図を非常によく知っている。従ってその言葉は文字通り受け止める必要がある」と語った。
北朝鮮は9月初旬に実施した6度目の核実験について、弾道ミサイルに搭載可能な水爆を爆発させたと主張していた。
同月には弾道ミサイルを発射して日本上空を通過させ、米国との非難の応酬の中で、米領グアム沖の海上に向けてミサイルを発射すると威嚇している。
リ氏はまた、米国と北朝鮮の間に外交ルートは存在しないと主張。「米国は軍事的選択肢について語り、軍事演習まで行っている。彼らは制裁を通じて全方面で我々に圧力をかけている。もしそれが外交に結びつくと考えるのなら、それは大きな間違いだ」と語った。