秘書に大人のおもちゃ買わせた? 英閣僚にセクハラ疑惑
ロンドン(CNN) 英紙サンデーメールは29日、国際貿易相のマーク・ガルニエ議員が女性秘書に大人のおもちゃを購入させ、セクハラ的な言葉を使っていたことが分かったと伝えた。この報道を受け、メイ首相は事実関係の調査を指示した。
被害を訴えているのはガルニエ議員の私設秘書カロライン・エドモンソンさん。サンデーメールに対し、2010年にロンドン市内にあるアダルト店へ行き、バイブレーター2個を買わされたと訴えている。ガルニエ議員は店の外で待っていたという。
さらに、別の日にバーの店内で、聞こえよがしにセクハラ的な言葉を浴びせられたと主張。「議員は私が辞めて別の議員の秘書になることを心配していた。最悪だった」と話している。
サンデーメールによれば、ガルニエ議員はいずれの出来事についても事実関係は認めているが、それがセクハラになるとは思っていないと語った。自分とエドモンソンさんは当時うまくやっていたが、後に仲たがいしたことから、エドモンソンさんが不満に思っていたと主張している。
アダルト店へ行ったことについては、いいことだとは思わないとエドモンソンさんに言ったにもかかわらず、エドモンソンさんが率先して出かけたと主張。「私は外で待っていて、彼女が店内に入った」と話している。問題発言については、テレビドラマのせりふを引用したにすぎないと訴えた。
これに対してエドモンソンさんは、ガルニエ議員がうそをついていると反論。「彼がある晩、バーでアダルト店へ行くことを提案し、翌日、『ほら、行こう』と誘った」と話している。
これに先立ち現地のメディアは27日、議会で勤務する女性調査員や秘書らがメッセージアプリのワッツアップで議員による不適切行為を告発していると伝えていた。