訪韓の米国防長官、非武装地帯を視察 「外交的解決に向け努力」

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マティス米国防長官が朝鮮半島の非武装地帯(DMZ)を視察

マティス米国防長官が朝鮮半島の非武装地帯(DMZ)を視察

(CNN) 米国のマティス国防長官は27日、韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)を視察した。米国と韓国による「外交的解決」に向けた取り組みを通じ、北朝鮮の「向こう見ずな振る舞い」に対応する意向を示した。

北朝鮮の高官は先ごろ、平壌でCNNの単独取材に対し、太平洋上での水爆実験に言及した北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相の発言について、「文字通りに受け止めるべき」だと語っていた。

マティス国防長官は「国連安全保障理事会の全会一致による非難決議にもかかわらず、北朝鮮は依然として地域と世界の平和に脅威を及ぼし続けている」と指摘。ティラーソン米国務長官の言葉を借りつつ「我々の目的は戦争ではない。完全で検証可能かつ不可逆的な朝鮮半島の非核化だ」と語った。

同長官の発言中、北朝鮮側からは政治宣伝のための歌が、韓国側からはKポップの楽曲がそれぞれ流れてきた。

マティス氏は、米韓両軍の司令官とともにDMZ内の監視所を視察。続いて南北軍事境界線上の板門店の韓国側にある「自由の家」を訪れ、北緯38度線の北側を警備する北朝鮮軍兵士らの姿を確認した。

DMZから戻った後は、ソウルにある龍山米軍基地で米韓両軍の兵士に向かって演説。外交的解決を目指し両国が「可能な限りの努力をしている」と述べる一方、軍事力の存在が外交戦略の鍵を握るとの見解も表明。外交官の背後を「陸海空軍の強力な兵士で支える必要がある」と主張した。

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