北朝鮮に再度の核実験準備の兆候、韓国情報機関
ソウル(CNN) 韓国の情報機関、国家情報院は、北朝鮮が新たな核実験とミサイル実験の準備を進めているとの見方を明らかにした。平壌にあるミサイル研究施設周辺で車両が盛んに移動する様子をとらえたとしている。
国家情報院は2日、非公開で韓国議会情報委員会に状況を説明し、同委員会メンバーがその内容を報告書にまとめた。報告書では、「(プンゲリ=豊渓里の核実験場にある)3番トンネルは、いつでも核実験を実施できる準備が整っている」と分析。北朝鮮は引き続き、核弾頭の小型化と多様化も進めているとも指摘した。
北朝鮮は9月初めに行った6回目の核実験で、水爆実験に成功したと発表していた。
9月の実験についてはテレビ朝日が北朝鮮消息筋の話として、実験後にプンゲリの核実験場で崩落事故が起き、200人余りが死亡した可能性があると伝えた。
朝鮮中央通信は2日、この報道の内容を否定し、日本で「偽ニュース」が出回っていると非難した。