トランプ米大統領、来日 就任後初のアジア外遊スタート
東京(CNN) 米国のトランプ大統領は5日午前10時半すぎ、大統領専用機「エアフォースワン」で米軍横田基地(東京都福生市など)に到着した。大統領就任後初めてとなる日本訪問で、13日間の日程で行うアジア外遊の口火を切った。
北朝鮮の核開発問題で東アジア情勢が緊迫するなか、トランプ大統領は日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを相次いで訪れ、各国の首脳と会談する予定。米国の大統領がこれだけの日数アジアに滞在するのは1992年のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領以来となる。
トランプ氏はエアフォースワン機内で記者団に対し、ベトナムで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でロシアのプーチン大統領との会談も行う見通しを示唆。「北朝鮮問題ではプーチン氏の支援が必要だ」と語った。
来日したトランプ氏は、安倍晋三首相とともにゴルフと夕食を楽しむ。明日開かれる公式会談では、北朝鮮への対応を協議するとみられる。
両首脳はこのほか、通商問題についても話し合う見通しだ。環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱というトランプ大統領の決断に対し、安倍首相は批判的な考えを示していた。