英女王、戦没者追悼式典出席 献花は皇太子へ引き継ぎ
ロンドン(CNN) 今年の英戦没者追悼記念日にあたった12日、エリザベス女王(91)が毎年行ってきた式典での献花をチャールズ皇太子(68)が引き継いだ。
女王は夫のフィリップ殿下(96)とともに、外務省ビルのバルコニーから献花の様子を見守った。
献花の引き継ぎは先月、バッキンガム宮殿が発表していた。
女王が献花しなかった年は過去に5回あり、このうち2回は妊娠中だった1959年と63年。残る3回は外遊中だった。5回目は女王がケニアを訪れていた83年の式典で、チャールズ皇太子が献花を代行した。
フィリップ殿下は今年、公務からの引退を発表したが、その後も数回、女王の出席する行事に同行している。
この日の式典では、チャールズ皇太子の長男ウィリアム王子と次男ヘンリー王子も慰霊碑に献花し、さらにメイ首相と最大野党・労働党のコービン党首も加わった。式典に続き、第2次世界大戦などの帰還兵らが慰霊碑の前を行進した。