バリ島アグン山が噴火、住民2.4万人避難 インドネシア
ジャカルタ(CNN) インドネシアのバリ島東部にあるアグン山が25日から26日にかけて数回にわたり噴火し、航空便の欠航が相次いだほか、住民約2万4000人が避難した。
同国の火山地質災害対策局は26日、航空機への警告レベルを最高の「赤」に引き上げた。
バリ国際空港では国内、国際便の欠航で約7000人の旅行者に影響が出ている。
数千メートルの高さまで噴き出した噴煙が東から南東方面へ流れ、同島東方に位置するロンボク島の国際空港が一時的に閉鎖された。
バリ島の地元災害対策当局などによると、25日午後5時30分ごろに最初の噴火があり、同日深夜の噴火では噴煙が7600メートルの上空に達した。
国家災害対策庁は山頂の周囲6~7.5キロ以内の住民に避難を勧告した。近隣の村落に灰が降り、バリ、ロンボク両島でマスクが配布されている。