コンゴでPKO部隊員に襲撃、14人死亡 武装勢力の犯行か

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コンゴに展開するPKO部隊の要員

コンゴに展開するPKO部隊の要員

(CNN) アフリカ中部のコンゴ民主共和国に展開する国連平和維持活動(PKO)部隊は8日、武装勢力によるとみられる襲撃で隊員14人が死亡、53人が負傷したと明らかにした。国連のグテーレス事務総長は同日、PKO部隊への「意図的な襲撃」は戦争犯罪に当たると指摘。PKO部隊に対する近年で最悪の襲撃になったと述べた。

コンゴPKO部隊の声明やグテーレス氏によれば、今回の襲撃は7日夕、ルワンダやウガンダとの国境に近い東部の北キブ州で発生。コンゴ軍の要員少なくとも5人も殺害された。PKO部隊の当局者は、武装勢力「民主勢力同盟(ADF)」が襲撃を実行したとみているという。

国連活動および危機センターの責任者は、同州にある活動拠点で夕方に「大規模な襲撃」があり、これが3時間にわたり続いたと明らかにした。

グテーレス氏は今回の襲撃を強く非難。「国連平和維持部隊に対するこうした意図的な襲撃は容認できず、戦争犯罪に当たる」としたうえで、今回の事件を捜査して襲撃犯を早急に裁判にかけるようコンゴ当局に求めた。

コンゴには15のPKO部隊のうち最大規模の部隊が展開しており、2万2000人以上の隊員が駐留している。

コンゴ東部では1994年、隣国ルワンダでの大量虐殺を受けて報復を恐れるフツ族の部隊が流入。これ以来、暴力的な事態に見舞われてきた。

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