米軍ヘリの窓が小学校校庭に落下、児童1人負傷 沖縄
東京(CNN) 在日米軍は、沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間飛行場近くにある普天間第二小学校の校庭に米軍の輸送ヘリコプター「CH53E」の窓部品が落下し、児童1人が軽傷を負ったとの声明を発表した。
落下は13日で、声明は事態を極めて深刻に受け止めており、地元の関係当局と密接に協力して原因調査に当たっているとした。「遺憾とすべき問題で、我々は地域社会に不安をもたらしたことをおわびする」とも述べた。同ヘリは落下に気付いた後、即座に基地に戻ったとしている。
在日米軍はCNNによる電子メールでの問い合わせで、落ちた窓部分は重さ約9キロで、一辺の長さは86.4〜88.9センチとした。写真で見る限り、窓枠部分のように見える。
日本の菅義偉官房長官は容認出来ない問題であり、米軍側に対し地域住民への影響を最小限にするよう求めたと述べた。
沖縄県の翁長雄志知事は「米軍は繰り返しこのような問題を起こしている。我々の声を一切聞こうとしない」と批判。「駐留米軍に対する沖縄住民の感情は良き隣人と呼べるものではない」と主張した。
沖縄住民の米軍駐留に対する反発は根強く、今回の問題が怒りをさらに強める可能性もある。