武装集団が軍の基地襲撃、11人死亡 アフガン首都
アフガニスタン・カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで29日、武装集団が軍事基地を襲撃し同国軍の要員11人が死亡、16人が負傷した。カブールではこのわずか2日前にも、救急車を装った車両による自爆テロで100人以上が死亡していた。
今回の襲撃は現地時間の午前5時に発生。アフガン国防省の報道官がCNNに語ったところによると、実行犯の1人がカブール西郊にある軍学校近くの基地入り口で自爆ベストを爆発させた。
襲撃はその後5時間にわたって続いた。別の実行犯1人が身に着けたベストで自爆したほか、アフガン軍が2人を殺害、1人を拘束した。負傷した兵士らは病院で手当てを受けている。
襲撃に関して過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出したが、主張を裏付ける証拠は示していない。
ISIS傘下のアマク通信はカブールの軍学校を狙ったと発表したが、当局の説明では標的となった施設は軍学校ではなく、近くの軍事基地だった。