プーチン氏、クリミア半島を訪問 ロシア大統領選控え
(CNN) ロシアのプーチン大統領は14日、4年前に併合したウクライナ南部のクリミア半島を訪問した。ロシアでは今月18日に大統領選を控えているが、プーチン氏の再選は既定路線とみられている。
プーチン氏はセバストポリで演説を行い、クリミア半島併合の勝利を強調した。
ロシアによるクリミア半島の併合は国際的な経済制裁の引き金ともなっていた。現在でも欧州諸国とロシアとの間の緊張関係の中心的な問題となっている。
プーチン大統領はロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋の建設現場を訪問した。輸送網の拡充につながるとみられており、プーチン大統領は生活水準の向上や貧困層への支援を約束した。
ロイター通信によれば、全長19キロの橋は5月9日に開通の予定。この日はロシアがナチス・ドイツに勝利した戦勝記念日にあたる。
一方、ウクライナのポロシェンコ大統領は、プーチン氏のクリミア半島訪問について、「危険な挑発」と反発を示した。