イスラエル首相が入院、軽度ウイルス性疾患との診断
エルサレム(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相(68)が27日に入院し、上部呼吸器系の軽度ウイルス性疾患との診断を受けたことが分かった。病院関係者や首相府が明らかにした。
ネタニヤフ氏は一連の検査を受けた後、28日に退院したという。
ネタニヤフ氏はツイッターで「心配してくれた皆様に感謝する」と述べ、自宅に向かっていることを明らかにした。
首相府の声明によれば、ネタニヤフ氏は高熱やせきの症状でエルサレム市内の病院に搬送されていた。
主治医はネタニヤフ氏が2週間前に病気にかかって以降、全快に必要な休息を取っておらず、症状が悪化したと判断している。入院先の病院の医師からは、休息と投薬を勧められたという。
ネタニヤフ氏は26日、汚職疑惑に絡む捜査の一環で4時間半ほど事情聴取を受けた。ネタニヤフ氏は3件の汚職捜査で容疑者となっている。
一方、首相府はネタニヤフ氏の無実を主張。ネタニヤフ氏本人は「警察の捜査には影が落ちている」とし、警察の見立ては「スイスチーズ」のように穴だらけだと主張してきた。