兵士7人に懲役10年、ロヒンギャ殺害で ミャンマー
(CNN) ミャンマー西部ラカイン州で昨年起きたロヒンギャ殺害に関与したとして同国軍兵士7人に対し、10年の懲役刑が言い渡されたことが11日までに分かった。同国国営紙が伝えた。
ラカイン州のインディン村で2017年9月、男性10人の遺体が見つかっていた。これを受けて国軍が内部調査に乗り出していた。
国営紙は兵士7人が「テロリスト10人の殺害に関与した」としている。殺害に関与したとして警官や民間人も有罪判決を受けたが、量刑は言い渡されていない。
ミャンマーは仏教徒が多い。少数派のイスラム教徒ロヒンギャは17年8月以降、67万人以上が隣国のバングラデシュに避難している。ミャンマー軍による殺害やレイプなどの被害に遭ったとされる。国連や米国はこうした暴力行為について「民族浄化」だとして非難している。
インディン村で起きた殺害をめぐっては、事件を取材していたロイター通信の記者2人が逮捕されている。