ヘンリー王子の結婚式、英米首脳らを招待せず
ロンドン(CNN) 英王室は10日、5月に予定されるヘンリー王子と米女優メーガン・マークルさんの結婚式に国内外の政治指導者は招待しないと発表した。
英国のメイ首相も米国のトランプ大統領も招かれないことになる。王室の判断を政府にも相談して決まったことだという。
王室の情報筋によれば、2人と親交のある米国のオバマ前大統領夫妻も式には出席せず、後日別の場で面会する見通し。同情報筋は、オバマ夫妻への招待自体があったかどうかについては明言しなかった。
チャールズ皇太子の長男、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式は2011年、国家の公式行事として盛大に挙行されたが、二男であるヘンリー王子とマークルさんの挙式は私的な儀式と位置付けられている。
マークルさんはヘンリー王子と出会う直前の16年5月、テレビのインタビューで当時大統領選の候補者だったトランプ氏を「対立をあおる」「女性べっ視の」人物だと批判していた。
一方、オバマ夫妻は英王室の主導で14年から開催されている傷病兵らの国際スポーツイベント「インビクタス・ゲーム」への支援を通してヘンリー王子と親しくなった。オバマ氏とヘンリー王子は最近、英BBCのラジオ番組でも意気の合った掛け合いを披露していた。
結婚式にトランプ氏やオバマ氏が招かれるかどうかをめぐっては、数カ月前からさまざまな憶測が飛び交っていた。