英エリザベス女王、ヘリの轟音に冗談 「トランプ大統領みたい」
ロンドン(CNN) 英エリザベス女王がバッキンガム宮殿でドキュメンタリー番組の撮影中、ヘリコプターの轟音に「トランプ大統領みたい」と冗談を言う一幕があった。
エリザベス女王が番組の撮影のため、自然科学者のデービッド・アッテンボロー氏と一緒にバッキンガム宮殿の庭園を散策していた時だった。
上空を飛行するヘリの騒音に静寂が破られると、「なぜ人が話をしたい時に、いつもああやってグルグルグルグル回るのかしら」と女王は問いかけ、ヘリの轟音にしばらく耳を澄ませてから「トランプ大統領みたいね。それともオバマ大統領かしら」と付け加えた。
ドキュメンタリー番組は英連邦の環境保護プロジェクトを紹介する内容で、4月16日に放送予定。女王は気候変動のほか、トランプ大統領のことや自身の死のことまで、幅広い話題に言及している。
別の場面では、木陰に置かれた日時計に目を留めたアッテンボロー氏が、置き場所が違うと指摘すると、女王は笑って「こんな風に考えてみたことはあるかしら。あれは木陰に植えられているけれど、もともとは木陰ではなかったと。きっとそう」と語り、「動かしましょうか」とも言い添えた。
エリザベス女王はさりげないユーモアのセンスで有名だが、公の場でそれを見せることはめったにない。
2016年、米国のオバマ大統領夫妻が「インビクタス・ゲーム」で英ヘンリー王子に挑戦したときは、一緒にそのビデオを見たエリザベス女王が肩をすくめてコメントした。「ドカーンって、本当に?」