ヘンリー王子とマークルさん、「結婚祝いの代わりに寄付を」
(CNN) 5月に挙式を予定している英国のヘンリー王子と婚約者のメーガン・マークルさんは、結婚祝いを贈ろうとしている市民らに向けて、贈り物の代わりに慈善団体に寄付をと呼び掛けている。
ヘンリー王子の住まいで結婚後の新居にもなるロンドンのケンジントン宮殿が9日、寄付先の候補を発表した。
候補に選ばれた7団体はほとんど小規模ながら、2人が熱意を持って取り組んでいる分野を反映しているという。
英国とアイルランドでエイズウイルス(HIV)に感染している子どもを支援する団体「CHIVA」もそのひとつ。責任者のアマンダ・ウィリアムズ氏は、選ばれたことに「喜びと栄誉」を感じると述べた。
このほかにホームレス支援の「クライシス」、マークルさんが昨年訪問したインド・ムンバイの女性支援団体「マイナ・マヒラ財団」、軍兵士の遺児のための「スコッティーズ・リトル・ソルジャーズ」、スポーツを通して若者を応援する「ストリートゲームズ」、海洋環境保護に取り組む「サーファーズ・アゲンスト・スーイッジ」、野生生物の保護を訴える「ウィルダネス財団UK」が候補に挙げられている。
ケンジントン宮殿によれば、現時点でヘンリー王子とマークルさんと7団体の間に公式の関係はないという。
ヘンリー王子の兄、ウィリアム王子とキャサリン妃が2011年に結婚した時も、2人は結婚祝いの代わりに寄付を呼び掛けた。市民らは専用サイトを通し、障害児を含む子どもたち向けの劇団「オイリーカート」や環境保護団体「アースウォッチ」に寄付金を送った。