インドネシア・ロンボク島、2週間で3度目となる地震 M5.9
(CNN) インドネシアのリゾート地、ロンボク島で9日、マグニチュード(M)5.9の地震が発生し、人々は屋外に避難した。
ロンボク島では5日にM6.9の地震が発生し、少なくとも347人の死者が出ている。多くの建物が損壊し、ロンボク島北部の沿岸や近くのギリ3島では数千人が足止めを余儀なくされた。
ロンボク島北部は、リゾート地の多い南部よりも住民が多いが開発は進んでいない。9日の地震は近くのバリ島でも揺れが感じられた。
救助活動を支援する非政府組織を運営している男性によれば、ロンボク島西部のマタラムで非常に強い揺れを感じたという。
男性はCNNの電話取材に答えて、地震発生時には人々が叫び声をあげ始めたと振り返った。直後に救急車が走り始め、サイレンが聞こえてきたという。ロンボク島中部の友人からは、家屋にひびが入り始めたと言われたという。
ロンボク島で地震が発生したのは2週間で3度目。7月29日もM6.4の地震が発生していた。
インドネシア国家防災庁によれば、5日の地震では16万5000人以上が住む場所を失った。1500人近くが負傷したという。