コンゴのエボラ出血熱、死者41人に WHOが懸念
(CNN) 世界保健機関(WHO)は14日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の東部、北キブ州で流行しているエボラ出血熱の死者が41人に上っていることを明らかにした。
同日までに報告された患者は57人。このうち30人がエボラ出血熱と確定、27人は可能性が高いとされた。医療従事者7人も感染した。
WHOのテドロス・アダノム事務局長は記者会見で、現地は紛争地域だとコメント。暴力や拉致事件が続発していると指摘し、「実際に訪れてみてますます心配になった」と述べた。
人口が密集していて、出入りが激しいことも懸念材料だという。
テドロス・アダノム氏によると、同国北西部の赤道州で確認され、先月24日に終息宣言が出た流行の患者は53人、死者は29人だった。北キブ州での規模はこれを超えたことになる。
北キブ州ではすでに、医療従事者と一部の住民へのワクチン接種が始まっている。