トランプ米大統領、パレスチナへの支援撤回を指示 220億円規模
ワシントン(CNN) 米国のトランプ大統領が、パレスチナ自治政府に対して行っている支援の再検討を受けて、米国務省に2億ドル(約220億円)の支援を撤回するよう指示を出したことがわかった。国務省当局者が明らかにした。
同当局者によれば、トランプ氏の指示を受けて、当初はヨルダン川西岸やガザ地区に対して支出を計画していた2億ドル超の経済支援について、優先順位の高い別のプロジェクトに振り向けることになったという。
国務省高官によれば、支援撤回の前には、米国がパレスチナ自治政府やヨルダン川西岸、ガザ地区に行っている支援について、こうした支援が米国の国益に合致し、米国の納税者にとって価値があるかどうかトランプ大統領から再検討するよう指示が出されていた。
パレスチナ解放機構(PLO)幹部は、支援撤回の決断を非難。米政権が政治的な道具として脅しを利用することを示しても、パレスチナの人々は恐れたり、こうした抑圧に屈服したりしないと述べた。