猛烈な台風22号接近、フィリピンで厳戒 15日にも上陸
香港(CNN) 猛烈な台風22号(マンクット)の接近を受け、フィリピンの各自治体は13日までに警戒警報を発令した。予測される進路に従えば、15日にも北部のルソン島に上陸するとみられている。
勢力を強めながらフィリピン北部に迫る台風22号の風速は、最大で約67メートル。ハリケーンの強さに換算すれば、5段階で最高の「カテゴリー5」に相当し、現在米国東海岸に接近中のハリケーン「フローレンス」を上回る。
CNNの気象専門家は、台風22号が直撃する地域はフローレンスよりも甚大かつ破壊的な影響を被るとの見方を示した。
フィリピン当局によると、ルソン島からビサヤ諸島にかけての16の州ではすでに台風に対する警戒警報が出された。ドゥテルテ大統領は13日に災害対策のための協議会を開く予定で、政府として追加の緊急措置の発動を検討するという。
一方、中国南部には台風23号(バリジャット)が接近。国営メディアは広東省で低い土地の住民約1万2000人が避難し、船積みの作業も中止されたと報じた。