フィリピンでまた町長射殺、中部セブ州の町 3カ月で3人目
(CNN) フィリピン中部セブ州の町ロンダのブランコ市長が5日、何者かに銃で撃たれて死亡した。同国では最近、地方自治体の首長や副首長が殺害される事件が相次いでいる。
ブランコ氏は同日早朝、自身の事務所ビルの中で襲われた。州警察が捜査しているが、容疑者や動機の手掛かりはつかめていない。
ロンダでは5カ月前に、副町長が正体不明の武装グループに殺害されたばかり。
フィリピンではドゥテルテ大統領が就任した2016年半ば以降、自治体の首長、副首長が計15人以上殺されている。
7月には首都マニラ近郊のタナウアン市の市長が式典の最中に射殺された。その直後に北部ルソン島の町ジェネラルティニオの町長が、オートバイに乗った容疑者に撃たれて死亡した。
相次ぐ事件の一部には、ドゥテルテ政権の強硬な麻薬撲滅作戦が絡んでいるとの指摘もある。