フィリピンでまた市長殺害、走行中の車にバイクから銃撃
(CNN) フィリピン北部ルソン島の町、ジェネラルティニオで3日、フェルディナンド・ボーテ市長が何者かに撃たれて死亡した。
同国では2日にも、北部タナウアンのハリリ市長が銃で殺害されたばかり。
警察によると、ボーテ氏は自身の乗用車で走行中、バイクに乗った正体不明の人物から通り過ぎざまに撃たれて複数の銃弾を受けた。搬送先の病院で死亡が確認され、当局が捜査に乗り出した。
ドゥテルテ大統領の報道官は「いかなる殺人についても国家の任務を遂行することを約束する」と述べ、事件の捜査に全力を挙げる構えを示した。
ハリリ氏はドゥテルテ氏の熱心な支持者だったが、麻薬取引に関与した人物のリストに掲載され、昨年10月には地元警察の指揮権をはく奪されていたことが、2日までに分かった。遺族は「誤った情報だ」と主張している。
ハリリ氏とボーテ氏の殺害に関連性があるかどうかは明らかでない。