米国務長官、10月に訪朝 2回目の米朝首脳会談準備へ
(CNN) 米国務省は26日、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の2回目の首脳会談の準備のため、ポンペオ国務長官が10月に北朝鮮を訪問すると発表した。
トランプ大統領は26日、安倍首相との共同記者会見の場で、米朝首脳会談は「かなり近いうちに」開かれるとの見通しを示し、金委員長からこのほど届いたという親書を報道陣に公開。「(金委員長は)北朝鮮にとって素晴らしいことが起きるのを望んでいる」と強調し、北朝鮮には経済大国になる潜在力があるとした上で、「いいことがたくさん起きている」と付け加えた。
国務省のナウアート報道官によると、ポンペオ長官は26日に国連総会の場で北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と会談し、金委員長の招きに応じて平壌を訪問することになった。「北朝鮮の最終的かつ完全に検証された非核化を含め、シンガポールの米朝首脳会談で合意した内容の履行について、さらなる進展を目指すとともに、トランプ大統領と金委員長の2度目の会談の準備に当たる」としている。
ポンペオ長官は同日、ツイッターへの投稿で、「北朝鮮の李容浩外相と非常に前向きな会談を行った。来たる首脳会談と、北朝鮮の非核化に向けた次の措置について話し合う」「多くの作業が残っているが、我々は前進を続ける」と表明した。
ポンペオ長官の北朝鮮訪問はこれで4度目となる。8月に予定していた訪問は直前になって中止され、トランプ大統領はこの時点で、非核化の進展が不十分だと指摘していた。 2回目の米朝首脳会談の場所や日程はまだ決まっていないという。