マクロン仏政権に新たな打撃、今度は内相が辞意 閣僚辞任止まらず
パリ(CNN) フランス大統領府と内務省は4日までに、ジェラール・コロン内相がマクロン大統領に対し辞意を表明したと発表した。
内務省の報道担当者によると、コロン氏が地元のリヨン市の市長選に出馬するための辞任としている。
マクロン政権では過去6週間内にスポーツ相や環境相が相次いで退任。ニコロ・ユロ環境相はラジオ局との会見番組で政策の在り方や気候変動問題への対応策不足などへの不満を示し、政権内の亀裂も示唆していた。
コロン氏は、大統領選に出馬したマクロン氏への支持を早々と表明した側近。退任した閣僚の中でも最も重職にあった閣僚が政権を去ることになり、マクロン氏には大きな痛手となる。
コロン氏は声明で「フランス国民とリヨン市民は明快さを必要としている」と指摘。市長選などに絡んだ臆測や圧力を考慮し、内務省の今後も踏まえて辞意を表明したと述べた。