山小屋近くで母子の遺体発見、クマによる襲撃か カナダ

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山小屋で生活していた母親と赤ちゃんが遺体で発見された/Facebook

山小屋で生活していた母親と赤ちゃんが遺体で発見された/Facebook

(CNN) カナダのユーコン準州にある山小屋のそばで、37歳の母親と10カ月の赤ちゃんが遺体で見つかった。クマによる襲撃が疑われている。

ユーコンの検視当局によれば、わな猟から帰ってきた父親が26日、湖の近くで遺体を発見した。父親はこの直前、山小屋から100メートルあまりの場所で、突進してきたハイイログマを射殺していた。

検視官は、一家が3カ月前からこの山小屋で生活していたと説明。CNN系列局CTVの取材を受けた地元住民によれば、アウトドアが好きで、クマのリスクについても熟知していたという。

CNN系列局のCBCは、遺体の発見後に父親から、付近にある人口200人ほどの村に緊急通報があったと伝えた。

一帯では多くの人がこの夫婦のことを知っており、数カ月前には赤ちゃんの誕生を祝ったばかりだった。

夫婦の友人はCBCの取材に、「今は皆、打ちひしがれている」と語り、夜に大勢の友人が追悼に集まると明らかにした。

母親はユーコン準州南部にある小学校でフランス語を教えており、事件時には産休を取っていた。

わな猟師協会の会長はCBCに対し、何度か夫婦に会ったことがあると説明。山での暮らしにたけていたと語り、経験不足が原因とは思えないと述べた。

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