津波原因のインドネシアの火山、高さが3分の1に
(CNN) 22日にインドネシア・ジャワ島西部のスンダ海峡で発生した津波の原因となったクラカタウ火山の高さが海抜338メートルから約3分の1の110メートルに減少した。同国の火山地質災害軽減センター(CVGHM)が明らかにした。
同センターの報告書によると、24~27日までに発生した噴火で火山の体積も1億5000万~1億8000万立方メートル減少し、現在の火山の体積は4000万~7000万立法メートルほどだという。22日の津波の原因となった噴火で、64ヘクタールに及ぶクラカタウ火山の土砂の塊が海に滑り落ちた。
クラカタウ火山の津波発生前と後を比較する衛星写真/Japanese space agency
またインドネシア政府は29日、先週の津波による死者数を430人から426人に引き下げた。一部の集計に重複があったという。
インドネシア国家防災庁の報道官は28日の記者会見で、7202人が負傷、29人が行方不明で、4万3386人が避難したと述べた。