ガボンでクーデター未遂、政府が「事態は収拾」と発表
(CNN) アフリカ中部の産油国ガボンで軍兵士が放送局を一時占拠したが、政府は8日までに、「事態は収拾された」と発表した。兵士を拘束し、テレビ局とラジオ局を奪還したという。
ガボンでは、これより前、軍兵士の一部がボンゴ大統領に対する不満を表明し、「民主主義の回復」のために権力を掌握すると発表していた。
政府の報道官が仏放送局RFIに語ったところによれば、国防軍がテレビ局とラジオ局を奪還した。不満を持った一部の集団による行動で、軍幹部も同集団について把握していなかったという。4人が拘束されたほか、1人が逃走中だという。
ボンゴ大統領は2016年の大統領選で勝利し、任期7年の2期目に入っていた。しかし、大統領選では一部から不正が行われたとの指摘も出ていた。