バンコク・ハノイ・ハワイ、米が候補地視察 2度目の米朝首脳会談

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2度目の米朝首脳会談に向けて候補地の選考作業が進められている/Photo Illustration: Getty Images/Shutterstock/CNN

2度目の米朝首脳会談に向けて候補地の選考作業が進められている/Photo Illustration: Getty Images/Shutterstock/CNN

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスはトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が2度目に会談する候補地として、これまでにバンコクとハノイ、米ハワイ州の3カ所へ視察チームを派遣したことが分かった。会談に向けた準備作業に詳しい関係者が語った。

トランプ氏は6日の会見で、首脳会談に向けた「開催場所の交渉」が進んでいると述べていた。

どこを第1候補とするかは未定で、今後さらに候補が増える可能性もある。北朝鮮側にはまだ候補地を伝えていないという。

首脳会談の日程や開催地を決めるには米朝間で実務レベルの協議を開く必要があるが、協議開催の見通しすら立っていないのが現状だ。昨年末にニューヨークで開かれる予定だった高官レベルの会談は、北朝鮮側から直前に中止の申し入れがあり、見送られた。

米国のビーガン北朝鮮政策特別代表は昨年8月の就任以降、北朝鮮側の交渉責任者と一度も会えていない。

ただし米国務省の報道官はCNNとのインタビューで、北朝鮮側とは連絡を取り続けていると強調した。

ハノイでの首脳会談には北朝鮮が抵抗を示すとの見方もある。

ベトナムは北朝鮮と同じ共産主義体制でありながら、外国からの投資を積極的に受け入れて米国との関係を深め、急速な経済成長を遂げてきた。トランプ政権は北朝鮮も核を放棄してベトナムを見習うべきだと主張するが、金氏がこれに従う気配はみられない。

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