金正恩委員長が新年の辞、非核化の決意強調 米国けん制も

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2018年の北朝鮮情勢を振り返る

韓国ソウル(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日、新年の辞を発表し、非核化の決意を強調する一方、米国が「一方的な要求」を続けた場合、「新しい道」を模索せざるを得なくなると警告した。

金委員長は30分間の演説で、北朝鮮側の働きかけに対して米国が相応の措置を取れば、米朝関係は「高速」で前進すると指摘。トランプ大統領といつでも会う用意があるとし、2度目の米朝首脳会談の可能性について「国際社会から歓迎される結果を目指していく」と述べた。

一方で、米国が「人民の忍耐を見誤って一方的な要求を突きつけ、制裁と圧迫の道をたどれば」「我が国の主権と国益を守るため、半島和平に向けた新しい道を模索せざるを得なくなる」と述べた。

「新しい道」の内容については詳細を語らなかった。

核兵器に関しては、これ以上「製造、試験、使用、拡散」しないと強調している。

金委員長は昨年の新年の辞では、演壇に立って文言を読み上げたが、今年は書斎で革のソファに腰掛けて演説を行った。背後には、金正日(キムジョンイル)総書記と金日成( キムイルソン)主席の肖像画が目立つ位置に掲げられていた。

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