フィリップ殿下、シートベルト無着用で運転 事故から2日後
ロンドン(CNN) 車を運転中に事故を起こした英エリザベス女王の夫のフィリップ殿下(97)が、事故からわずか2日後に、シートベルトを着用せずに運転している姿が目撃された。
フィリップ殿下が運転していた愛車のランドローバーは17日、イングランド東部ノーフォークの公道を走行中に事故を起こして横転した。殿下にけがはなかった。
その2日後に、フィリップ殿下が新しいランドローバーを運転している写真が撮影された。公道を走行する車ではシートベルトの装着が義務付けられているが、殿下は装着していなかった。
ノーフォークの警察は、この写真については認識していると述べ、「ドライバーには適切な助言をした」と説明。これはそうした情報が寄せられた場合の一般的な対応に沿った措置だと強調している。
英PA通信によると、写真の中のフィリップ殿下は黒っぽいめがねをかけ、シートベルトをしないまま、ノーフォークにある女王の別邸近くで車を運転していた。
17日の事故でフィリップ殿下の車と衝突した車には、女性2人と生後9カ月の男の子が乗っていた。
警察によれば、このうち28歳の女性は膝に切り傷を負い、45歳の女性は手首を骨折した。男の子は無事だった。
英王室は、事故の相手とは18日に善意を伝え合ったと説明している。
一方、英日曜紙メール・オン・サンデーの報道によると、男の子の母親で手首を骨折したエマ・フェアウェザーさんは、警察を通じて女王夫妻のメッセージを電話で伝えられたものの、フィリップ殿下からの謝罪の言葉はなかったと話しているという。