6歳少年、野犬に襲われて入院 オーストラリア

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オーストラリア・ビクトリア州の研究施設のディンゴ/WILLIAM WEST/AFP/Getty Images

オーストラリア・ビクトリア州の研究施設のディンゴ/WILLIAM WEST/AFP/Getty Images

(CNN) オーストラリア・クイーンズランド州の沖合にあるフレーザー島でこのほど、6歳の少年が野犬のディンゴに襲われ、入院する出来事があった。

少年が病院へ搬送されたのは19日。ヘリコプターなどを利用した緊急搬送サービスを提供しているRACQライフフライトレスキューによれば、少年は家族と一緒にフレーザー島でキャンプをしていた際にディンゴの集団に襲われた。

家族が水泳を終えた後、少年が砂丘を上りたがったが、砂丘の上まで行くと、そこに4頭のディンゴがいたという。そのうちの1頭が少年の脚にかみついた。

少年は近くの病院へ搬送され、手当てを受けた。容体は安定しているという。

当局は観光客らに野犬には近づき過ぎないよう呼び掛けている。

キャンプ場のオーナーは地元メディアの取材に対し、「我々が野生の環境にいることを思い起こさせる出来事だった。フレーザー島はそうした場所だ」と述べた。

ディンゴは同州の国立公園で保護の対象となっており、たいていは人間に寄り着かないという。しかし、専門家によれば、キャンプなどで訪れる人たちが法を破ってえさを与えるため、フレーザー島のディンゴの行動パターンが変化しており、人間に対してより攻撃的になっているという。

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