ペンギンの同性カップルが育てるひな、雌と判明 豪水族館
(CNN) オーストラリア・シドニーのシー・ライフ・シドニー水族館で同性カップルのペンギンが育てているひなの性別は、雌だということが分かった。水族館が21日までに発表した。
同水族館のペンギン飼育員はCNNトラベルとのインタビューで「世界中から来園する人々が気にかけ、大きな関心を寄せてくれるのはとてもうれしいこと」と話した。
ジェンツーペンギンのスフェンとマジックは雄同士のカップル。昨年から仲良く一緒に行動していた。繁殖期に別のペンギンが産んだ2つの卵のうち1つを託したところ、2羽は力を合わせてこの卵を温め、昨年10月19日に体重91グラムのひなが誕生していた。
雄と雌のひなは外見がよく似ていて、性別は生後2カ月ほどで血液検査をするまで確認できない。父親と母親は巣作りや子育てを平等に分担する習性があるという。
生まれたひなには、スフェンとマジックの名前を取って「スフェンジック」というニックネームが付けられた。スタッフが現在、正式な名前を考えている。
今は泳ぎの練習中で、飛び込みを覚えたばかりだ。
同飼育員は「生まれた時の体重はりんご1個よりも軽かったが、今では5キロ以上とスイカほどの大きさに育った。スフェンジックは食べることが大好き」と話す。1日に800グラムほどのえさを食べるという。