鉢植えに遺体、造園家が8人の殺害認める カナダ
(CNN) カナダのトロントで、造園家の男が次々に男性を殺害し、遺体を鉢植えの植物の下に埋めたとして起訴された事件で、この男が29日、8人を殺害した罪を認めた。
ブルース・マッカーサー被告(67)は昨年1月、2017年から行方不明になっていた男性2人を殺害した容疑で逮捕された。同被告はトロント市内の30カ所あまりで造園を手がけており、トロント警察が庭を掘り返したりプランターを押収したりするなどして捜査を進めた結果、次々に新たな殺人が発覚した。
求刑は2月4日に行われる予定で、被害者の遺族の証言も読み上げられる見通し。
警察によると、はっきりとした殺害の動機は分かっていない。
被害者の多くは、トロント市内でも同性愛者が多く住む地域の住民だった。トロント警察の広報は昨年の時点で、マッカーサー被告はそれぞれの被害者との間で、性的関係も含めて何らかの関係があったことを明らかにしていた。
マッカーサー被告と共通の知人がいるという男性(54)は同被告について、「サンタクロースのような風貌(ふうぼう)で、無害な人物に見えた」と証言。実際にここ数年は、クリスマスになるとオンタリオ州のショッピングモールでサンタクロース役をしていたという。