ベネズエラへの援助物資、第2弾がコロンビア到着 米国際開発局
(CNN) 米国際開発局(USAID)は16日、政情不安が続き人道危機の悪化が懸念されるベネズエラへ向けた援助物資の第2弾が同日、コロンビア、ベネズエラの国境地点に到着したと発表した。
声明によると、米マイアミ州の空港を離陸した米空軍輸送機C17がコロンビアのククタに運んだ。約2万5000人分の衛生製品の一式や子ども約3500人分の栄養食品などが含まれる。
医薬品や補助食など援助物資の第1陣は今月8日に輸送されたが、マドゥロ大統領はベネズエラとコロンビアを結ぶ橋を封鎖し搬入を阻止した。反米左派政権率いる同大統領は「我々は物乞いではない」と国際援助を拒絶している。
CNN記者によると、第1陣の物資はベネズエラ内への輸送を待ち、倉庫内に保管されている。第2陣の物資も同様の措置となる。
マドゥロ氏の強権統治に反発し暫定大統領を宣言したグアイド国会議長は人道援助を要請。同氏は16日、援助物資を国内に運び入れるボランティアの登録者数が少なくとも60万人に達したとツイッター上で報告した。首都カラカスで同日開いたボランティアの集会では貧困や人道上の非常事態は終わるだろうと強調した。
グアイド氏は、援助物資の集積地点としてコロンビアとの国境周辺の他、ブラジルとの国境周辺やカリブ海の島の2カ所にも言及。ただ、島の国名には触れなかった。
米国や欧州諸国などはグアイド氏の暫定大統領の就任を支持。ロシアや中国などはマドゥロ政権を支援している。
A total of 3 U.S. military C-17 cargo planes are arriving today in Cúcuta, Colombia. This latest batch will join the aid that arrived last week and will sit in a warehouse waiting to be delivered. @USAIDMarkGreen “we’re here because this is now a regional crisis” #Venezuela pic.twitter.com/GMFqg02b0P
— Isa Soares (@IsaCNN) 2019年2月16日