英独仏など欧州各国、グアイド氏を承認 ベネズエラ情勢
(CNN) 政情不安が続く南米ベネズエラの情勢をめぐり、英国やドイツ、フランス、スペインの各国は4日、マドゥロ大統領に代わって、反体制派のグアイド国会議長を暫定的な大統領として承認すると明らかにした。
欧州の一部の国からベネズエラのマドゥロ大統領に対して、今月3日までに選挙を実施するよう求める声があがっていた。
スペインのサンチェス首相は4日、ベネズエラ情勢にふれ、「我々は平和と自由、ベネズエラ国民の調和を実現するため全力を尽くす」と述べた。
英国のハント外相はツイッターで、信頼できる選挙が実施されるまで、英国はグアイド氏を暫定大統領として認めると述べた。英首相府の広報担当によれば、メイ首相はベネズエラに対する制裁も視野に入れているという。
4カ国以外にも、オーストリアをはじめ、デンマーク、オランダ、ポーランド、チェコ、ベルギー、エストニア、スウェーデンもグアイド氏を暫定的な大統領として承認した。
グアイド氏は4日、国会の外で、記者団に対し、20を超える国々から承認を受けたことは、すべてのベネズエラの人々にとって意味があると述べた。
ベネズエラ外務省はグアイド氏支持の動きを批判。米国が主導するマドゥロ政権転覆を狙った動きの一環だと指摘した。