機体残骸の中に1人の遺体、サラ選手搭乗機と確認
(CNN) 英イングランド・プレミアリーグのサッカーチームに移籍が決まったエミリアーノ・サラ選手(28)を乗せた小型機が消息を絶った問題で、英航空事故調査局(AAIB)は4日、海底に沈んだ同機の残骸の中に、1人の遺体を確認したと発表した。
AAIBは警察と連携し、サラ選手とパイロットのデービッド・イボットソンさん(59)の家族に連絡を取りながら、今後の対応を検討する。
同機の捜索では3日、民間の捜索隊が同機の残骸と思われる物体を深さ約63メートルの海底で発見。AAIBなどが遠隔操作式の無人艇を使って一帯の捜索に乗り出し、映像を解析した結果、行方不明になっていた小型機と断定した。
AAIBの発表によると、潜水艇がとらえた映像には、残骸の中に搭乗者1人の姿が映っていた。
AAIBは、機体の左側後部の胴体部分と、登録番号の一部をとらえた映像を公表している。サラ選手が搭乗していたパイパー機の登録番号はN264DBだった。
AAIBは今回の事故に関する暫定報告書を1カ月以内に公表する予定。
サラ選手の搭乗機は1月21日に消息を絶ち、当局は生存の可能性は極めて低いと判断して、24日でいったん捜索を打ち切っていた。